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目的/学士課程 評価表/学士課程専門分野別評価実施要項案 |
看護学分野における学士課程は、当該専門分野の基礎を教授する教育課程であり、わが国においては、保健師・助産師・看護師の国家資格に繋がる課程であります。そのため、この学士課程教育の質の維持向上を図り、優れた看護職者を育成する取り組みは、社会的に重要な役割を持っています。
本基準による評価は、当該専門分野の教育者同士が協力して、看護学教育をどのように発展させるかを追求するものです。したがって、評価作業の過程では、単に基準に適合しているか否かの判断をするばかりではなく、常に、大学毎に看護学教育の発展の方向やその意義について議論を深める必要があります。
そのため、日本看護系大学協議会は、学士課程の枠組みにおける看護学教育・人材育成を取り組んでいる大学から、この相互評価の過程で、自大学の有効な取り組みを自己申告してもらい、これらの事例を集約して検討し、看護学の学士課程教育の発展を促す方法を追究しています。また、本評価基準における各項目の末尾に示した事項(意図を込めて取り組んでいること、推奨すべき取組み、先駆的取り組み)は、立地条件の異なる看護大学の多様なあり方、共通して取り組むべき方向性などの議論を深めることに活用いたします。このように、本協議会が取り組む専門分野別認証評価の過程では、一定水準以上の看護学教育の具現化を目指した向上基準を模索すると同時に、大学毎に個性ある多様な発展方策を追究することを促す取り組みであります。これによって、本協議会は、看護学に関する学士課程教育のあり方、看護学固有の教育展開の課題を加味した管理運営、などについて見解を整理してまいります。
なお、本評価基準は、機関別評価を受けた後に、或いは同時に受けることを前提にしており、また、各学士課程において、自己点検評価報告書を作成し、その報告書に基づき、評価作業を行うことを前提としています。
本委員会では、看護学教育課程の具体的な評価項目の精選を行い、評価表および実施要項案を作成しました。
1) | 本協議会が定める「学士課程看護学専門分野別評価基準」(以下、「評価基準」)に対する適合認定を行い、各大学における看護学教育プログラムの質を保証する。 (基本方針)
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2) | 評価結果を各大学にフィードバックし、各大学の看護学教育プログラムの改善を促進する。 (基本方針)
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3) | 評価の結果を基に各大学の看護学教育プログラムの質を社会に示し、広く国民の理解と支持が得られるよう支援する。 (基本方針)
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1) | 評価の概要 評価は、以下の2段階で実施される。 1段階:大学における自己点検・評価 各大学は、別に定める「評価実施マニュアル」(仮称)に従って、自らが実行している看護学教育プログラムに対する自己点検・評価を実施し、「自己点検・評価書」を作成する。 「自己点検・評価書」は、「評価基準」を構成する各『評価基準』ごとに、その評価項目に従って、教育研究活動等の状況を評価の根拠に基づき検討(検討後にチェック)した後、各評価基準ごとにA〜Dのいずれかに判定をする。さらに、1)優れた点、2)改善を要する点などを自由に記述する。各大学は、原則として、全ての『基準』に係る状況を分析し、整理することが求められる。 2段階:本協議会による評価のプロセス 評価対象ごとに以下の手順で評価を実施する。
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1) | 総合判定 総合判定の結果は「適合」、「不適合」、「保留」で示す。 本協議会は、本評価において、対象大学の看護学教育プログラムが「評価基準」の10 の基準および総合的に適合水準に達していると判断した場合に「適合」と判定する。一部に問題があった場合には判定を「保留」とし、評価を継続する。看護学教育プログラムとして非常に重大な問題があった場合には「不適合」と判定する。 なお、総合判定は、文章により表記し、優れた点、改善を要する点などを記述する。 適 合 :「学士過程看護学専門分野別評価基準」を満たしている。 不適合:「学士過程看護学専門分野別評価基準」を満たしていない。 |
2) | 『評価基準』の評価 10の『評価基準』の評価は、基準ごとに総合的に判断し、原則として以下のような4段階で評価し、評価結果は以下の段階別評価と総評で表記する。なお、多段階評価が不適当な項目については「適合」・「不適合」による評価を実施する。
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