日本看護系大学協議会は、看護学教育の充実のために、2007年に「看護学教育における倫理指針」を発出し、2008年に最初の改訂を行いました。それから16年が経過する中で、看護学教育を取り巻く国内外の社会情勢は大きく変化しました。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大と科学技術の進歩は、教育方法や育成すべき人材像に影響を及ぼしました。
「看護学教育における倫理綱領」は、我が国が目指す社会や国際通用性を踏まえて「看護学教育における倫理指針」に改訂を加え、これからの看護学教育に求められる倫理についてまとめたものです。
本綱領は、看護学教育に携わる全ての教員の行動の規範となる看護学教育における倫理について明示いたします。看護学教育における倫理は、各教員の裁量のもとで具現化されます。本綱領は、看護学教育に携わる教員一人ひとりが自らの教育活動の道標として活用されることを目的といたします。さらに、その実現に対する組織的な支援を、各教育機関が行うために活用することを期待いたします。
また、会員校の皆様方におかれましては、2024年3月30日~4月15日の期間で、「看護学教育における倫理綱領(案)2024年3月版」に対して多くのご意見を頂戴しましたこと、心より御礼申し上げます。皆様よりいただいたご意見およびその対応に関しては【会員校専用ページ】新着情報(2024年6月19日付)に掲載しておりますので、あわせてご確認いただけますと幸甚に存じます。
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